初心者にもわかりやすい車の傷の直し方・補修方法
ボディのへこみキズ補修 ~塗装編~
- この記事の目次
プラサフ塗装前のマスキング

前回はボディのヘコミキズ補修の下地処理をおこないましたが、ここからは塗装工程に入ります。プラサフ(プライマー:下塗りとサーフェイサー:中塗りの塗装のこと)をしてカラー塗装するという工程なのですが、その前にいつもの・・・

「シリコンオフ」ですね!

そうです、もう忘れませんね。こちらの『シリコンオフ300』を使いましょう。


いつものようにしっかりスプレー缶を振ってから、全体に吹きかけていきましょう。

分かりました!

スプレーした後の拭き取りもしっかりお願いします。


しっかり拭き取れました!

脱脂、シリコンオフが終了しましたので塗装作業に移ります。今回使う商品はこちらの『ボデーペン プラサフ』です。


こちらですが、使用する際にあちこちに飛び散りますのでマスキングをしたいと思います。『幅広マスキングシート』を使うのがおすすめです。

また新しいアイテムが出てきましたね!

プラサフのマスキングはカラー塗装とは少し範囲が違うマスキング方法のため、そちらを試してもらおうと思います。


それでは少し私がお手本をお見せします。

よろしくお願いします!

プラサフのマスキングの範囲はあまり広くなくて構わないです。この塗装が削れた範囲より少し広く、ここだけを抜き出すような状態でマスキングをするといいと思います。
プラサフ塗装のマスキングは塗装が剥がれた範囲より少し広めで!


このマスキングをする時ですが、“リバースマスキング”という方法を取ります。

“リバースマスキング”・・・どんなやり方ですか?

通常だとキズに対して外側にマスキングをするかと思いますが、1度内側に向けてマスキングをして折り返します。こうすることでテープの下に隙間ができて塗装が入り、塗装が途切れなくなります。
“リバースマスキング”でアールを作りプラサフ塗装の周囲の段差をなだらかに!


では1度やってみて下さい。塗装する側にシートが来るように貼り付け、その後外側にシートをひっくり返してみて下さい。

貼ってからひっくり返す、ですね。

ひっくり返したシートは静電気でボディに貼りつきますが、『マスキングテープ』で補助しておくといいですね。


左右を貼ったら上下も貼っていきます。結構塗料が飛び散るので、横も広めにとって全体を覆うようにマスキングしておきましょう。

かなりしっかり貼るんですね!

そうですね。ただ静電気で貼るだけだと風で飛んでしまうので、ヒラヒラしないようにマスキングテープで留めておきます。これでマスキングは終了です。

プラサフ塗装

さて、では先ほどの『ボデーペン プラサフ』を使用して塗装をおこないますが。このプラサフには大事な効果があるんです。

大事な効果?どんなものでしょうか?

まず地金とメッキ部に下塗りすることでサビを防止する効果、それから上塗り塗装の定着や仕上がりを良くするという効果があります。またパテの部分が塗料を吸込むのを防止したり、ペーパーでついた研磨跡を消したりする役割もあります。
地金のサビ防止、カラー塗装の吸い込み防止&定着アップ、研磨跡消し


では塗装していきましょうか。

毎回塗装は緊張しますね・・・

不安なときは、マスキング部分で練習しましょう。一定のスピードで吹けるようにして下さい。
マスキング部分で試し吹きをしてコツをつかんでおこう!


スプレーするときは15〜25cmほどボディから離すようにしましょう。あまり近いと塗料が垂れてしまいます。

ある程度距離を離してですね、やってみます。


あとはスプレーする時にしっかりボタンを押し込めていないと、十分な量が出ずにキレイな塗装になりません。ギュッと押し込みましょう。

気をつけてみます!
スプレーボタンをしっかり押し切るのがコツ!


では1度乾燥させたので塗り重ねていきましょう。

塗り重ねるときは毎回乾燥させるんですか?

そうですね。濡れたままだと塗料が垂れてしまうので、重ねるときはツヤがない状態を目安に乾かすようにしましょう。
塗り重ねは表面がカサッと乾いてきてから!


では2回目の塗り重ねをおこなっていきます。キズがあった部分がまだ透けていると思うので、しっかり塗っていきましょう。

はい!しっかり押し込みながら・・・

あとは近づけすぎないのと、速く動かしすぎないようにしましょう。塗れたらもう1度乾燥させましょう。


では3回目塗り重ねていきましょう。パテのあった部分をしっかりと塗るようなイメージでスプレーしてみて下さい。

はい!・・・こんな感じでしょうか?

とても上手くなっていますね。ではもう1度乾かしたら最後のプラサフ塗装をします。


最後の塗装ですが、広い範囲は必要ないです。パテのあった部分だけ狙ってもう1回塗って終了です。

わかりました!・・・はい、上手くできたと思います!

OKです。これでプラサフ塗装は終了なのでマスキングを外してみましょう。外す際は貼った時と逆の手順にしましょう。


10分程経って乾燥したようです!

こちら表面は十分に乾いているんですが、何度か塗り重ねているので完全乾燥させるために60分ぐらい待ちたいと思います。乾けばパテの時のような段差はなく、研磨での仕上げ作業はすごく楽になります。
プラサフは60分以上しっかりと乾燥させよう!

プラサフの研磨

プラサフは完全に乾燥しました。このまま塗装すると、必ずこの段差がカラー塗装する際に出てしまうので、無駄な部分の境界をサッと研磨して落としプラサフの範囲を減らしていきたいと思います。

なにか注意することはありますか?

あまり削りすぎると、またパテが出てきてしまうことがあるので、ザックリと濃いところを残すような形で、何度も確認しながら本当にツルツルになれば完了です。
削り過ぎに注意してパテの範囲より少し広目に残すように研磨していこう!


今回の研磨にも、前回使用した『耐水サンドペーパーセット M』と『サンドペーパー用研磨パッド』を使っていきます。


何番のサンドペーパーを使うんでしょうか?

今回は1000番のサンドペーパーを使用します。

では水をたっぷりつけて研磨していきます!

まずはさっきのパテの時と同じように周りから落としていってください。

はい!・・・意外と簡単に落ちていきますね!

“リバースマスキング”をしていたおかげでこんな風にできているんです。


まだ少し範囲が広いのでもう少し削っていきましょう。最後に周辺部分を落として真ん中の部分のザラつきも落として完了です。

やってみます!

慌てずゆっくりで大丈夫です。終わったら1度拭いて確認してみましょう。


さて、塗装部分を触って確認してみてください。

ほぼ段差などもなくなりました!

このまま塗っても大丈夫ですが、ムダなところだけもう少し落としていきましょう。塗装の境界部分にこういうフェザーエッジというのが出てくると、段差がわからなくなります。


どうでしょうか?確認お願いします!

本当にとてもよく出来ています。これくらいやっておけば塗装をするときに段差などもわからずキレイに仕上がりますね。

これでプラサフ研磨も終了ですね!
プラサフ研磨は妥協せず入念に仕上げよう!

カラー塗装前の足付け

さて、カラー塗装前に下地作りとして足付けという作業をおこないたいと思います。

どんな作業なんでしょうか?

例えば車が古いと塗装自身が劣化してしまっているので1度磨いてあげることによって、カラー塗装との色合いが合いやすくすることができるんです。今回は『コンパウンド細目』と『コンパウンド専用スポンジ』を使用していきます。


これくらい広い面積を磨くなら、『コンパウンド専用スポンジ』を使用するようにしてください。

磨きが均一に仕上がるんでしたよね!
広い面の磨きには必ず『コンパウンド専用スポンジ』を使おう!


『コンパウンド専用スポンジ』に『コンパウンド細目』を小指の先一つ分ほどとったら、20〜30cm四方を目安にコンパウンドをいくつかボディにつけていきます。

・・・つけました!

では、スポンジで先ほどの範囲にタテタテ→ヨコヨコと直線的に磨いていきましょう。
20~30cm四方ずつ、タテタテ→ヨコヨコと直線的に磨いていこう!


先程プラサフをした範囲以外の部分については全て磨いていきます。コンパウンドの液剤が少なくなるまで磨き切ったらクロスで拭き上げましょう。

やってみます!

これで古くなった塗装や大きなキズみたいなものも少し落としているのでカラー塗装の色合わせがしやすくなります。
劣化塗装を磨き落とすことで色が合いやすくなる!


さて、足付けも終了しましたのでカラー塗装前の脱脂をしておきましょう。

塗装前の脱脂作業、すっかりお馴染みですね!

スプレー塗装がどんどん飛びますのでしっかりと定着するようにしたいと思いますから、広く塗装するパーツ全部をシリコンオフで脱脂しておきましょう。
マスキングの前にパーツ全体を脱脂しておこう!


しっかりと缶を振りました!

それでは全体にスプレーをしていきましょう。キズの部分も他の部分も関係なしで吹きかけてください。先程使ったコンパウンドのカスなども一緒にとっていきましょう。

全体をしっかりと拭きあげます!

カラー塗装前のマスキング

脱脂が完了しました!

それでは、カラー塗装用のマスキングに進みたいと思います。通常塗装するパーツはほぼ全て隠さない状態で作業していくとキレイに仕上がると思います。ドアパーツの場合ですとドアノブだけはマスキングしておくというふうなイメージになってきます。
塗装面を広くとるのがキレイに仕上がるコツ!


あとは、塗料がついてはいけないガラスやフェンダー部、後ろにあるドア・タイヤ・ホイールなどもマスキングしておくと良いと思います。

マスキングは先程使用した『幅広マスキングシート』ですか?

そうですね。あとはこちらの『マスキングテープ』です。


貼り方ですが、塗装がついてはいけないところとのギリギリを狙うのではなく、かなり大雑把で構わないです。

余裕を持って使うんですね。

あとは『マスキングテープ』の端の部分ですがギリギリで貼らずに、長めにとって折っておくことではがしやすくなるので、必ず折っておきましょう。
端の部分を折っておくとはがす時にベンリ!


次は結構繊細な作業です。塗料がついてはいけないところに誤って入り込まないように、境目の部分にもしっかりと『マスキングテープ』を貼っていきます。

ミラーなどについたりすると大変ですもんね、ピッタリと貼っていきます!


なぜこのような貼り方をしたかですが、塗装が指で触っても大丈夫なくらい乾燥した時を指触乾燥というんですが、そのタイミングで先にギリギリに貼った部分のマスキングを剥がしておきたいんです。

どうして先に剥がすのですか?

完全に乾燥してからこれを剥がすと、塗装ごとバリッと割れちゃうことがあるんです。よって先にこちらだけ剥がすようにします。


続いてドアノブの部分の貼り方ですが、真ん中部分にある程度貼ったら同じく境界の部分を後でマスキングで覆うような貼り方をしていきます。1度やっていきますね。

はい、お願いします!

まずはドアノブの真ん中を隠していくイメージで貼っていきます。


最後は境界の部分にしっかりと貼っていきます。アールの部分は少し難しいですが、丁寧に作業します。

境界部分は丁寧に、ですね!

こちらもテープの最後の部分は折り返して剥がしやすいようにします。こんな感じですね。

カラー塗装前のボカシ剤

ではマスキングが終わったのでいよいよカラー塗装ですね!

と、いきたいところなんですが、その前に便利な商品を一つ紹介しておきます。こちらの『ボデーペン ボカシ剤』です。


カラー塗装する前にこちらを軽く塗装したい面より広く塗装しておきましょう。

これにはどんな効果があるんですか?

『ボデーペン ボカシ剤』を塗装しておくことで、スプレーダストみたいなザラつきを抑えることができ、その後の仕上がりが良くなります。
カラー塗装の直前に『ボデーペン ボカシ剤』をスプレーしておこう!


使い方はシリコンオフと同じで、塗装する面全体に広くスプレーをしていきます。

では早速やってみます!・・・どうでしょうか?

いいですね、全体に吹きかけられたのでこの後カラー塗装をしていこうと思います。

カラー塗装

それでは、いよいよカラー塗装ですね!

そうです。こちらの『ボデーペン』を使用していきます。


塗装方法ですが、プラサフ塗装の残っている部分、こちらを先に消していくイメージで作業していきましょう。これでほぼ近い色に揃えた後に、少し離し気味にスプレーしてボカシ塗装で仕上げていけばカラー塗装は終了です。

なるほど、2つの方法を使い分けるんですね!

塗装する際ですが、塗装範囲を必ず3分の2ずつ乗っけていくようなイメージで作業します。重ねるようにしないと端の部分が薄く、中央部分が濃くムラができてしまうので、重ねるように塗装していけばうまく仕上がっていくと思います。
塗料が重なるようにスプレーするとムラなく仕上がる!


ではよく振ってからスプレーしていきます!

はい、最初はどれぐらいの広さで出るかを確かめるために、マスキングの部分で試し吹きしてみましょう。ボディにかからないようになるべく真ん中のあたりにスプレーしてみてください。
本番の前にマスキング部分で必ず試し吹きしておこう!


ではプラサフの部分を隠すようにスプレーしていきましょう。この大きさなら大体3〜4列くらいスプレーすれば消せるかと思います。

分かりました、やってみます!


どうでしょうか?

うん、とてもいい感じだと思います。あまり1度に塗り重ねてしまうと、垂れてきてしまう可能性があるので、必ずこの状態から1度乾かして塗り重ねて作業していきましょう。

焦らず丁寧に作業するのが大切ですね!
1度に厚塗りせず乾かしながら塗り重ねていこう!


では乾燥したので2回目の塗装に入りましょう。塗り方は先ほどと全く一緒です。

範囲も同じところにスプレーするだけですか?

塗装がまだ薄い部分があるので、もう少し広い範囲で塗ってもいいかなと思います。上下も研磨跡が少し見えていますので、上下左右どちらも広めにスプレーしていきましょう。


ではよく振ってからスプレーしていきましょう。

はい!先ほどより少し広い範囲でスプレーしていきます。

OKです。ではもう1度乾燥させていきます。


色が本当によく合っているので、もうだいぶ傷の場所も分かりにくくなったかと思います。

ほぼわからなくなってきました!

そうですね。一つポイントなのですが、スプレー缶を塗装面に対して平行になるように意識してみましょう。傾けてしまうとどうしてもムラっぽくなってしまうので気をつけてみましょう。
スプレー缶が塗装面に平行になるように意識しよう!


ではやっていきます。

お願いします。しっかり押し込みながら、スプレー缶は平行にお願いします。

はい!・・・できました!

いいんじゃないでしょうか。では乾燥させていきます。


乾燥したようです!

はい。キズ自体はしっかり隠れたので、ここからは同じ『ボデーペン』でボカシ塗装をしていきます。ムラを取ったり、ボカシ範囲を広めたりという目的のために、先ほどよりやや距離をあけて、20〜25cm離した位置から少し広い目に塗装することで色が合いやすくなるようにしていきます。
少し遠くから仕上げのボカシ塗りで色合いをアップ!


スプレーする際は、広めの範囲に約1秒間で30cmぐらいのスピードでスプレーしていきます。

分かりました!

どうしても離して塗装すると、ザラザラとしたスプレーダストと言われるものができてしまいます。そちらは『ボデーペン ボカシ剤』を使用して、ザラつきを潰してあげるようにスプレーするというのを連続でおこなうので用意しておきましょう。
カラー塗装後、すぐに『ボデーペン ボカシ剤』をスプレーする準備をしておこう!


ではスプレーしていきましょう。

はい!距離を離して、ゆっくりと・・・こんな感じですか?

いいですね。


今スプレーをした場所をよく見ると、ザラつきがたくさんできているのがわかるかと思います。この部分を潰しておかないとこの後のクリアー塗装仕上げがきれいにできなくなります。

仕上げに向けての重要な作業ですね!
ツヤのない部分に『ボデーペン ボカシ剤』をスプレーしよう!


きれいに塗装していくというのではなく、ザラつきのツヤがないところだけ少しずつスプレーしていってみてください。そうすればダマになっているスプレーダストがちょっとずつ潰れてツヤが出てきます。

ピンポイントで狙って作業する感じですね!・・・どうですか?

はい、いい感じだと思います。ではクリアーの塗装に入りたいと思います。

クリアー塗装

数分経って乾いたようです!

さて、先程のカラーですがブルーイッシュブラックP3という、いわゆるパールが入ったカラーですので、仕上げには必ず『ボデーペン クリアー』が必要になってきます。
メタリックやパール・マイカ塗装の仕上げには『ボデーペン クリアー』が必要!


使用するのはこちらの『ボデーペン クリアー』です。


「ボデーペン」だけでもこんなに種類があるんですね!

カラーは色を合わせることを最優先にしていただいて、ツヤ出しは『ボデーペン クリアー』で行うのが上手な仕上げ方なので、今回もそのように進めていきたいと思います。

作業に応じて適切なアイテムを使用するのが重要ですね、勉強になります!
色合わせはカラー塗装で、ツヤ出しはクリアー塗装で!


『ボデーペン クリアー』に関しては3回か4回塗り重ねて仕上げていきます。塗り方はボカシ塗装と同じで、大体20cmぐらいの距離で、スピードも1秒間に30cmぐらいでスプレーしていきます。

塗装範囲はどのくらいになりますか?

カラー塗装が飛んだ部分は全てクリアー塗装していくというイメージになりますので、一番上から下はこのプレスラインぐらいまではしっかり塗っていただくといいと思います。


では1回目のクリアー塗装をしていこうと思います。1回目は、気持ちスピードを早めにするか、少し離し気味に塗装してもらうといいと思います。

それはどうしてですか?

この『ボデーペン クリアー』もカラー塗装の『ボデーペン』と同じような成分の塗料のため、そのまま分厚く塗装してしまうとムラっぽくなってしまうこともあるからです。1度クリアー塗装の薄い層を作ってあげるという意味で、20cmより少し離れたとことから、1回目の塗装をしていくことがおすすめです。
クリアー塗装の1回目は少し遠くからスプレーしよう!


なので1回目からそんなにツヤは出なくても構わないので、クリアー塗装して乾かしてから、また2回目のクリアー塗装をして乾かして、という形でツヤを出していきたいという風に思います。

こちらも徐々に仕上げていくんですね!
ツヤは塗り重ねて出していこう!


ではスプレーしていってみてください。

はい!少し離して全体に・・・どうでしょうか?

いい感じです。では1度乾かしましょう。


では続けて2回目のスプレーです。ムラになっている部分には特に丁寧にスプレーしていきましょう。

わかりました!・・・全体にかけられました、確認お願いします!

OKです。ただよく見てみると少しスプレーダストが出ているところが気になるので、先程の『ボデーペン ボカシ剤』を使ってザラっとした部分を消していきましょう。これを残したまま『ボデーペン クリアー』を重ねると、スプレーダストの玉が大きくなって困ってしまうので、今のうちに潰しておきたいと思います。
ザラザラが目立ってきたら『ボデーペン ボカシ剤』で早めに解消しよう!


ではよく振ったのでこちらの『ボデーペン ボカシ剤』をスプレーダスト部分に吹きかけていってください。押しっぱなしにするのではなく、シュッシュッとかけていくイメージです。お願いします。

はい!ザラザラした部分に向かって・・・こんな感じでどうでしょう?

いいですね。では乾かしていきます。


では2回目のクリアー塗装が完了したので、3回目です。しっかりビシッとツヤが出るように先程と同じ方法で塗装していってください。

了解です!・・・いい感じにできたと思います!

はい、クリアー塗装はこれで大丈夫そうですね。


よく塗れているので、先程と同じように『ボデーペン ボカシ剤』を少しツヤのないところを意識して塗装していってみてください。

いよいよ塗装作業も大詰めですね!
『ボデーペン ボカシ剤』でザラつきを解消して最終仕上げ!


軽くスプレーしたらどういう風になっていくか、変化していくのを確認しながら塗装していきましょう。

はい!しっかり確かめながらやってみます!
『ボデーペン ボカシ剤』は塗装の変化を確認しながらスプレーしよう!


最初に塗装した部分も少しザラっとしているので、吹いていていいかなと思います。あとは『ボデーペン クリアー』が一番下までは塗れていないので、その辺りまでスプレーしましょう。

わかりました!スプレーダストを潰しながら・・・できました!

完璧ですね。これでスプレーダストも随分潰れたので、クリアー塗装はOKかなと思います。あとは20〜30分乾かした後に、見切り部分のマスキングテープを丁寧に剥がして終了です。

マスキングテープ剥がし

さて、クリアー塗装まで完了し、乾燥も終了したところです。この状態は指触乾燥、つまり指で触っても乾いてしまっているぐらいの状態です。ただ塗装はまだ厚く塗っているので、塗料の中には溶剤成分が残っている状態です。

完全に固まっているわけではないんですね!
マスキング部分の塗料を触って表面が乾燥しているか確認しよう!


なので、こちらはこのままではまだ磨き作業はできません。

今日できる作業は終わりですか?

約1週間乾かしてから磨いていくんですが、その前にこのマスキングの見切りの部分だけは剥がしておく必要があります。完全に乾いてから剥がしてしまうと、ここについている塗装が一緒にバリバリと取れてしまう可能性があるので、これを先に剥がしておきたいと思います。
完全乾燥させる前に、境目のマスキングテープを剥がしておこう!


では、折り目をつけた部分を持ちながら、まっすぐ少しずつ剥がしていきましょう。

慎重に・・・はい、きれいに剥がれました!

きっちりマスキングした範囲までしか塗装されていないのがわかりますね。


続いてドアノブの部分ですが、中心部は残して周りのテープだけ剥がしていきます。他のところまで剥がれてしまわないようにこちらも慎重に作業してください。

はい、わかりました!


キレイに取れました!中心部分は今回剥がさないですか?

はい。この部分やマスキングシートにはスプレーダストが乗っているので、今剥がしてしまうと塗装した範囲にスプレーダストが付着してしまう恐れがあります。今は無理して剥がさないようにして、乾燥するまで放置をしましょう。
スプレーダストが付着したマスキングは放置でOK!


では今日の作業はここまでとします。色合わせも上手くいっていますし、キズの部分も本当に分からなくなりましたね。約1週間置いてから、磨きで仕上げていきたいと思います。

いよいよ仕上げ作業ですね!

そうですね。楽しみにしていてください。じゃあ、今日はお疲れ様でした。

お疲れ様でした!

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