皆さんこんにちは、前回のボディコーティングですべての「再生」が完了した「トヨタ AE86(ハチロク)」。
無事に半年以上ぶりに兵庫県神戸市北区に帰ってきました。
やってきたころは、状態はいいものの、やはり40年に及ぶ劣化がどうしても感じられる状態だった「トヨタ AE86(ハチロク)」ですが、プロの技による「再生」を経て、当初目指した、オリジナルに極力近い形で当時の輝きを取り戻すことができ、このプロジェクトが始まる前とはまるで別の車のような姿に生まれ変わりました。
改めて「再生」が完了した「トヨタ AE86(ハチロク)」の細部をいくつか紹介していきたいと思います。
まずは外装。全体的に塗装の劣化がひどい状態でしたが
鈑金塗装を経て、神々しいハイテックツートンが再現され、まるで新車のような輝きを取り戻すことができました。
劣化が激しく、純正品が廃番で入手が困難なクォーターガラスモールも
見事に塗装で「再生」されました。
古さの象徴のようになっていた白化した未塗装樹脂パーツやプラスチックパーツは
「99工房」アイテムのケミカルを使用、艶・光沢を復活させ、車体全体をしっかりと引き締めています。
エンジンルーム内は
エンジンやトランスミッションを一度降ろし外装内側の塗装を行うとともに、補機類のサンドブラストや樹脂パーツの艶出しなどエンジン回りの外観をキレイしました。また、エンジンやトランスミッションを降ろした時に発覚したオイル漏れなどもしっかりとメンテナンスし、ホース類などの消耗品やフルード類の交換も行うことで、見た目だけではなくより快適な運転ができるようにもなりました。
このプロジェクトのスタート時に一番見えていなかった車内シートのリペアは
内装業者様の協力により、見事鮮やかな車内へと生まれ変わりました。
この「ソフト99 AE86 1984 再生プロジェクト」に携わってくれた多くの人の技術と経験、そして情熱によって、見事「再生」された「トヨタ AE86(ハチロク)」。
40年間大事に乗り続けてきた前オーナーの愛車への思いも受け継ぎ、「車を長く大切にする」という思いとともに、次の時代へと継承できる「トヨタ AE86(ハチロク)」へと「再生」することができました。
1台の車にこんなにしっかりと向き合い、「再生」に携わることはなかなかないため、プロジェクト遂行はかなり大変ではありましたが、「トヨタ AE86(ハチロク)」が徐々に「再生」されていく様子を間近で見れるのは楽しい経験でした。
これにて「ソフト99 AE86 1984 再生プロジェクト」は完結です。
長らくこのプロジェクトを応援いただいた皆様、どうもありがとうございました。
また別のソフト99プロジェクトでお会いしましょう。
ここまでの作業はコチラの動画でもダイジェストでご覧いただけます。↓↓↓