「NISSAN-PAO(日産:パオ)」のバンパーのガリキズを補修する【パテ埋め篇】
こんにちは。「NISSAN-PAO(日産:パオ)」のの補修もいよいよクライマックスです。
今回のテーマは「バンパー補修」。まずは前編の【パテ埋め篇】をお送りいたします。
我々の元にやってきたパオには、フロントバンパーに深めのガリキズがついていました。
恐らく、壁や縁石にこすってしまったのでしょう。
パッと見ただけでも結構深そうなキズに見えますが、このガリキズがどこまでキレイになるのか・・・!
今回の記事もぜひご覧いただけたらと思います。
まず、今回の【パテ埋め篇】、次回の【カラー塗装篇】で必要なアイテムがこちら。
『シリコンオフ チビ缶』
『幅広マスキングシート』
『マスキングテープ』
『耐水サンドペーパーセット M』
『サンドペーパー用研磨パッド』
『バンパーパテ』
『パテ用ペーパーパレット』
『バンパープライマー』
『ボデーペン プラサフ』(写真に入れ忘れてます・・・)
『ボデーペンオーダーショップ(カラーナンバー:FJ0、カラー名称:アクアグレー 2S)』
『ボデーペン ボカシ剤』
その他、バケツやカッターも準備しました。
実際に触ってみたところ、かなり段差があり深いキズであることがわかりました。
もし、ササクレだったキズの場合、サンドペーパーでの作業前にカッターで処理をしておくのがおすすめです。
ササクレが残ったままサンドペーパーをかけると、サンドペーパーにササクレが絡んでしまい、無駄にキズをつけることがあるからです。ぜひ覚えておいてください!
少しだけあったササクレを除去しましたら、いよいよ、サンドペーパーで研磨していきます。
使用するのは『耐水サンドペーパーセット M』と『サンドペーパー用研磨パッド』、セットで使っていきます。
『耐水サンドペーパーセット M』の「150番」を『サンドペーパー用研磨パッド』に巻きつけた状態で研磨していくのですが、パッドにはスリットが入っていますのでここにペーパーを挟みこむようにしてセットしたら、あとは水につけて磨いていくだけです。
専用の研磨パッドを使うことで、均一な力で磨くことができ、キレイに仕上げることができますので、是非セットで準備をしておきましょう。
補修箇所のサビ・塗装をはがし、バンパーの樹脂部分を出すために使用する「150番」は一番研磨力が高いものとなりますので、研磨しているとガリガリと結構な勢いで削れます。
塗装もみるみる剥がれてきますので若干ドキドキしますが、補修工程なので問題ありません。キズの状態を確認しながら周辺部と同じ高さになるまで研磨していきましょう。
このような状態となりました。ここまで研磨をしてもキズの深い部分はわかるほど、かなり深めのキズだったことがよくわかります。
次に補修作業で大事な『シリコンオフ チビ缶』で脱脂!
ちょっと広めにスプレーしておきましょう。
次に登場するのが『バンパープライマー』です。
この後、『バンパーパテ』でキズを埋めていくのですが、『バンパープライマー』はパテの密着を高めるために必須アイテムとなります。
バンパーは樹脂でできており、樹脂はパテやペイントが密着しにくい素材なのですが、『バンパープライマー』を使うことで密着力を高めることができます。
『バンパープライマー』も塗装する時と同様、厚塗りせず、薄く、均一にスプレーするのがポイントです。
15分程度乾燥させたら、いよいよパテ埋めの作業です。
『バンパーパテ』と『パテ用ペーパーパレット』を使い、パテを準備します。
『バンパーパテ』は「主剤」と「硬化剤」の2液性となりますので、パレット上で混ぜ合わせます。
「主剤」と「硬化剤」の分量は、主剤1:硬化剤1の割合で。パレットに同じ長さを出せばOKです。
『パテ用ペーパーパレット』は特殊加工された紙製で表面がつるっとしており、液剤が染み込むことなく、混ぜやすく、写真のように指を入れるところもあるので作業性も◎です!
『バンパーパテ』に付属のヘラでしっかり捏ねながら混ぜ合わせます。(別売りで『パテヘラ6枚セット』もあります)ただ、ゆっくり混ぜているとだんだんと固まってきますので、素早く手際よく混ぜ合わせていきましょう。
なんとなく、混ぜ合わせる作業に学生時代の美術の授業のような懐かしさを感じました(笑)
しっかりと混ぜ合わすことができたら、時間を空けず混合したパテをヘラでしごき、補修部分に塗りつけていきます。
ヘラを軽く押しつける形で一方向に塗っていくのですが、これが私にはなかなか難しく…先輩に手伝ってもらいながらなんとか塗ることができました(涙)
キズよりも少し広い範囲にパテを塗ってこのような状態で約1時間乾燥させます。
1時間後、念のため補修箇所を触って、パテがしっかり固まっていることを確認!
あとは、『耐水サンドペーパーセット M』の「320番」「600番」の順に研磨。
研磨後はこのような状態となりました!
これにてカラー塗装前の下地作りは完了。今回の【パテ埋め篇】はここまでとなります。
次回はいよいよ、「バンパーのガリキズを補修する【塗装篇】」!
楽しみにお待ちいただければと思います!
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初めてでもできる!キズの程度に応じて愛車のDIY補修にぜひチャレンジしてみてください。
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