「FIAT-PANDA(フィアット:パンダ)」の劣化した塗装を磨いてキレイにする
みなさん、こんにちは。
前回は『ねんど状クリーナーミニ』を利用して、塗装に刺さった頑固な鉄粉などの異物の除去を行いました。
塗装面はまだくすんだ印象ですが、塗装表面はつるつるの状態にはなっています。
今回はいよいよ、劣化した塗装を一皮剥いて鮮やかな赤の塗装を取り戻すための”磨き”に挑戦していきます。
ここで取り出したる商品がこちら、
『液体コンパウンドトライアルセット』と『コンパウンド専用スポンジ』です。
『液体コンパウンドトライアルセット』は番手(研磨剤の粗さ)が異なる、キズ消し用(3000番)、仕上げ用(7500番)、超鏡面用(9800番)の3種類の液体コンパウンドがセットになった便利な商品です。キズの程度、車のカラーに応じ使い分けることができます。
商品名がトライアルセットなので内容量80mlが少なく感じるかもしれませんが、少量でもノビが良いためかなり広い部分に使用できます。
今回は広範囲へのコンパウンドがけとなりますので、付属のミニタイプの専用スポンジは使用せず、『コンパウンド専用スポンジ』を使用して磨いていきます。
この『コンパウンド専用スポンジ』タオルやクロスで磨くのと比べ、広範囲でも磨きムラが少なく手早くキレイに仕上げることができるのが特長の商品です。
今回は塗装面がかなり荒れていますので、まずは「キズ消し用」3000番を使用します。
コンパウンド専用スポンジに適量とり、直線的に動かすように磨いていきます。
一度に広い範囲を磨くのではなく20~30㎝四方サイズを目安に磨くのがコツ。
コンパウンドが目立たなくなってきたら、乾いたきれいなタオルで拭きあげてチェックします。
くすみが取れて、鮮やかな赤が蘇ってきたのが分かりますか?ツヤもぐっと高まった印象となってきました。
続いて「仕上げ用」7500番で磨いていきます。
3000番と同様に小範囲づつ、仕上げていくのがコツです。
今回は明るいイメージの赤のソリッドカラーということで、7500番で仕上げます。
(※黒や濃色、メタリック、マイカ塗装の最終仕上げには「超鏡面用」9800番で仕上げてください)
どうでしょうか?
劣化した塗装の下に眠っていた眩しいばかりの赤い塗装が顔を出しました。
この調子で、リアハッチのこんな水アカ汚れも
サッと磨くだけで、
こんな風に復活します。
同様に、塗装のくすみが気になる部分などをコンパウンドでクリーニングしていくことで、ここまでできてしまうのです。
【リアフェンダー】
【ルーフ】
いかがでしょうか?
どうしても塗装面全体になると範囲が広く腰が引けるかもしれませんが、塗装面については車の印象を決める重要な部分だけに、やればやるだけ眼に見れる効果を残すことができることは間違いありません。
ただし、ちょっと気になる部分を発見。ボンネットを良く見てみます、黒くムラのようになっている部分を見つけてしまいました。
もともと汚れだと思い磨いていた黒いシミですが、どうやら塗装が薄くなり、塗装の下塗りが透けて見えていたようです。
磨いていくことで、余計に黒い部分が目立つようになってしまったようです。
もともとは、磨きの作業で終了予定だったのですが、”レトロカー再生”を標榜するだけに、ボンネットの仕上げだけは、改めて対応することに決めました。
次回に続く。
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