「FIAT-PANDA(フィアット:パンダ)」の塗装したボンネットを磨いて仕上げる
みなさん、こんにちは。
今回はVol.10でお伝えしました塗装したボンネットの磨き仕上げについてお伝えします。現在のボンネットがこちら。
塗装しただけでは塗装表面が少しかさついて、ツヤがひけたような状態になります。この状態の塗装表面をコンパウンドなどで仕上げることにより、艶があるキレイな状態に仕上がります。
磨き仕上げをするタイミングですが、塗装後1週間は乾燥させてください。塗装は何重にも重ねて行いますので塗装膜がある程度厚い状態となっています。塗装膜は外側から乾燥しますので、塗装した箇所の塗料の溶剤が完全に乾燥するには意外に時間がかかります。早く磨いて仕上げたい気持ちになりますが、必ず1週間以上は乾燥させてから作業を行うようにしましょう。
ということで、1週間乾燥させたボンネットを仕上げていきます。まず、最初に使用するのが『コンパウンドシート』。
持ち手の部分の硬めパッド部に柔らかいスポンジを接着し、その表面に『コンパウンド細目』と同等のソフトな研磨シートを貼り付けた商品です。
塗装した後のざらざらした状態の塗装表面をスピーディーに処理することができ、コンパウンドがけにかかる時間を大幅に短縮できる便利な商品です。
また、クッション効果のあるスポンジが、塗装後のざらざらした凹凸になじんで研磨できるため、塗装表面を元のカラーに近い、自然な肌状態に仕上げることが可能です。使い方は、耐水サンドペーパーと同様、水をつけて磨いていきます。
『コンパウンドシート』を軽く押し付けるようにして、磨きます。磨き残しや、ムラがないように注意します。全体を磨き終えたら、水分と磨きカスを拭き取ります。
拭き取って表面がムラなく白く曇ったようになれば作業は完了です。
全体が白くなり、少し驚かれるかもしれませんが、次のコンパウンドの工程でキレイな状態に仕上げていくことが可能です。
『コンパウンド極細』を使って磨いていきます。
チューブタイプですが、塗装後の最終仕上げにも使うマイルドなコンパウンドです。『コンパウンド専用スポンジ』に少量とり、
20~30㎝の範囲を、縦横と直線的にスポンジを動かすようにして磨いていきます。わずか1回の使用ですが、白い曇ったような状態がキレイになくなりました。
『コンパウンド極細』で磨いた部分だけ白く曇ったような状態が解消され、キレイな赤が現れました。順次、白く曇った部分を消すようにどんどん磨いていきす。ある程度キレイな状態になったら、最後にコンパウンドを『液体コンパウンド』に変更して、最終の磨きを行います。※『コンパウンド専用スポンジ』も必ず別のものに変更してください。
『コンパウンド極細』と同じように20~30㎝の範囲を縦横と直線的に磨いていきます。一度に広い範囲ではなく、小さい範囲の作業を繰り返すことで、最終仕上げてください。
仕上がった状態がこちら。
塗装後の少し表面が荒れたような状態がクリーニングされ、こんなにキレイな赤に仕上がりました。塗装後は、粗めのコンパウンドから、細かいコンパウンドへと段階を踏んで仕上げることで、塗装前の状態を忘れさせるほどキレイな状態に仕上げることができます。塗装した後の、磨き仕上げを忘れないようにしてください。
次回は、いよいよ再生作業の最終回。「ワックス仕上げ」となります。楽しみにしてください。
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